#46″Ijime” vs. “Ijiri”: The Fine Line Between Teasing and Bullying in Japan [N3+][JPN→ENG Summary]

While Japan has long struggled with the toxic culture of “Ijime” (bullying), there is also a distinct social concept called “Ijiri” (playful teasing).

Today, let’s explore how the presence of trust and the passing of time change how we view these interactions.

Contents

「いじめ」と「いじり」の決定的な違い

日本には、昔から「いじめ」という悪(わる)いき文化が残(のこ)っています。
これは学校(がっこう)だけでなく、大人(おとな)の社会(しゃかい)でも起こり得る問題(もんだい)です。

一方で、「いじり」という言葉もよく使われます。私なりの解釈(かいしゃく)では、「いじり」は大前提(だいぜんてい)としてしっかりとした信頼関係(しんらいかんけい)がある上で、相手の失敗やダメなところをユーモアに変えて笑うことです。

いじめには信頼関係がありません。笑っているのはいじめる側(がわ)だけです。しかし、本当の「いじり」であれば、双方が笑っていて楽しい雰囲気(ふんいき)になると思います。

過去の出来事とキャンセルカルチャー

最近の日本では、10年や20年も前の出来事(できごと)に対して「あれはいじめだった」と告発(こくはつ)したり、テレビを見た視聴者(しちょうしゃ)が「あれはいじめだ!」と怒(おこ)ったりするのが世間(せけん)を賑(にぎ)わしています。

そして、社会的にその人を排除(はいじょ)する「キャンセルカルチャー」の風潮(ふうちょう)も見られます。今の基準(きじゅん)で今のいじめを判断(はんだん)するのは当然(とうぜん)ですが、20年前の出来事を今の基準で責(せ)めることについては、みなさんはどう思いますか?

日本人的な心理と「許せない気持ち」

自分のこととして考えてみると、いくら時間が経(た)っても、自分の尊厳(そんげん)を傷つけられた記憶(きおく)は消えないものだと思います。特に、その時の自分がその場を壊(こわ)さないために、ヘラヘラと笑って流してしまっていたら、後(あと)から怒りが大きくなってしまうかもしれません。

日本人には、トラブルを避(さ)けるために「とりあえずその場を穏便(おんびん)に済ませよう」とする心理が強く働きます。その結果、本当は傷ついているのに言い返(かえ)せないことも多いのです。

みなさんの国では、関係(かんけい)のない人から嫌(いや)なことを言われたらどうしますか?その場ではっきり言いますか?それとも無視(むし)しますか?

Summary: The Impact of Unspoken Pain

The critical difference between “Ijime” and “Ijiri” lies entirely in mutual trust and shared laughter.
However, because Japanese social norms encourage people to smile and laugh along to keep the peace temporarily, true pain is often suppressed. Decades later, as accountability rises through modern cancel culture, these buried memories can resurface with intense resentment. Ultimately, what one person considers a harmless joke can permanently damage another’s dignity if there is no genuine relationship to support it.

Vocab List

大前提

・Noun

だいぜんてい:Major premise / Absolute prerequisite

例 「大(だい)前提として、私(わたし)はあなたを尊敬(そんけい)しています。でも今回(こんかい)の事(こと)は許(ゆる)せません。」

First and foremost, I respect you. But I cannot forgive what happened this time.

告発します

・Verb G3

こくはつします:To accuse / To blow the whistle

例 彼(かれ)は業界(ぎょうかい)の悪(あ)しき習慣(しゅうかん)を告発した

He exposed the industry’s corrupt practices.

風潮

・Noun

ふうちょう:Social trend / Tendency

例 いじめに対(たい)する風潮はこの30年(さんじゅうねん)で随分(ずいぶん)と変(か)わった。

The attitude towards bullying has changed considerably over the past 30 years.

尊厳

・Noun

そんげん:Dignity

例 尊厳を傷(きず)つけられるのはとてもつらい。

Having your dignity violated is very painful.

穏便に

・Adverb

おんびんに:Peacefully / Quietly

例 穏便に済(す)まそうとして、お金(かね)を渡(わた)したけど、却(かえ)って怒(おこ)らせてしまった。

I tried to settle things amicably by giving them money, but it only made them angrier.

双方

・Noun

そうほう:Both sides / Both parties

例 反対派(はんたいは)と賛成派(さんせいは)双方による話(はな)し合(あ)いが必要(ひつよう)だ。

Discussions are needed between both those who oppose and those who support the idea.

この記事を書いた人

・Empowering your voice in Japanese
・Certified Japanese Teacher
・5+ years of experience 
・Cat lover

Comments

コメントする

Contents